2006年10月6日(金)「しんぶん赤旗」
ビラ張りで不当逮捕
千葉
住民ら抗議、深夜釈放
四日午後三時半ころ、千葉県船橋市丸山三丁目の路上で、「日本共産党議会報告会」を知らせるビラを電柱に張ったことが軽犯罪法違反にあたるとして、男性二人が船橋警察署に逮捕されました。住民らが抗議するなか、同署は深夜になって二人を釈放しました。住民らは、ただちに「丸山ビラ貼(は)り弾圧に反対する会」を結成し、五日朝も約五十人が同署前で抗議集会を行い、送検しないよう要求しました。
男性二人は、手書きのビラを電柱に張ったとして、警察官に呼び止められました。その後、十二人の警察官に取り囲まれ、パトカーで連行されました。
男性二人は、現場で氏名を名乗り、逃亡の恐れもなく、逮捕の条件がありませんでした。ところが、警察官は「身分証明書がなかった」「任意同行に応じなかった」との理由をつけて逮捕しました。
逮捕直後から、同署前には約三十人の支援者がかけつけ、ハンドマイクや宣伝カーで「不当逮捕だ」と抗議しました。
これに対し約二十人の警察官が門をふさぎ、説明を求めた家族さえ門の中に入ることを拒否。その後、弁護士五人が男性らに接見するとともに、同署に説明と釈放を強く要求し、午後十時四十分、男性二人は釈放されました。
会は六日朝も、船橋警察署に抗議行動を行います。