2006年10月6日(金)「しんぶん赤旗」
中国・マルクス主義研究院代表団
日本共産党と理論会談へ
10日来日
日本共産党中央委員会の招待で、中国社会科学院マルクス主義研究院の代表団が十日から来日し、日本共産党との間で理論会談をおこないます。同代表団は、侯恵勤副院長(中国マルクス・エンゲルス思想研究会会長、元南京大学教授)を団長とし、荘前生副院長、鄭萍研究員補佐から構成されています。
この会談には、日本共産党から不破哲三常任幹部会委員・党付属社会科学研究所所長を団長とする代表団が出席する予定です。
中国社会科学院は、社会科学の全分野にわたる多数の研究機関を擁する中国のアカデミーで、行政的には政府のもとにおかれています。これまでここには「マルクス・レーニン主義・毛沢東思想研究所」がありましたが、マルクス主義の研究を重視する流れのなかで、昨年十二月、この研究所が「マルクス主義研究院」に改編・強化され、社会科学院の中心的な研究機関として位置づけられるようになったものです。
今年五月、日中両共産党間の第二回理論会談のために不破氏が訪中したさい、社会科学院で学術講演「マルクス主義と二十一世紀の世界」をおこないましたが、講演会を主催したのはマルクス主義研究院でした。その機会に、研究院の冷溶院長と今後の理論交流について懇談し、それが今回の訪問として実ったものです。なお不破氏の講演は、同研究院の月刊誌『マルクス主義研究』の九月号に掲載されています。