2006年10月1日(日)「しんぶん赤旗」
各地で「教育基本法改悪ノー」
宮城3800人 佐賀1700人集う
安倍新政権がすすめようとしている教育基本法の改悪に反対して三十日、宮城県仙台市青葉区の錦町公園で「憲法・教育基本法を守りいかす宮城のつどい」がおこなわれ、バスなどをつらねて、県内各地から三千八百人が参加しました。
呼びかけ人の元宮城学院女子大学学長の山形孝夫氏が「教育基本法を変えて、『愛国心』を持ち込もうとする安倍内閣にノーを突きつけましょう」と訴え、教師、父母、医師など九氏がリレートークをおこないました。
心身障害者通所施設に通う人たちが、憲法や福祉への攻撃を宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」の精神ではね返したいと、全員で朗読。それを聞いた若い弁護士は、声を詰まらせながら「戦争で血を流すことがないよう、今汗を流して頑張る」と語りました。
民主党、社民党の国会議員とともに参加した日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は「国会で共闘を広げ、改悪を阻止する」と決意を表明しました。
佐賀県では「教育基本法改悪ストップ!佐賀県全県集会9・30」が三十日、佐賀市のどんどんどんの森・広場で開かれ、百三団体約千七百人が参加しました。
集会には、多くの団体・個人とともに、教育労働者の四教組(佐賀大学教職員組合、佐賀県教職員組合、佐賀県私立学校教職員組合連合、佐賀県高等学校教職員組合)、政党では日本共産党、社民党が参加しました。教育基本法改悪反対で一致した集会は同県初です。