2006年9月22日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党代表団のパキスタン訪問
両国協力に新しい視野開く
地元メディア 志位委員長の発言を詳細に
【イスラマバード=豊田栄光】十六日から二十日までパキスタンを訪れた日本共産党代表団(団長・志位和夫委員長)。訪問する先々で地元メディアが取材にやってきました。
国営通信社APPは、「パキスタンと日本の協力に新しい視野開く、と首相」との見出しをつけて、十八日におこなわれた志位委員長とアジズ首相の会談についての詳細な記事を、写真つきで配信しました。
同記事は冒頭で、日本共産党の訪問が「両国関係をより豊かにし、協力と相互理解の新しい視野を開いた」とアジズ首相がのべたと報じています。
さらに同記事は、パキスタン政府が核兵器廃絶のイニシアチブを発揮するよう求めるなど、志位氏がアジズ首相との会談で主張した内容を詳しく伝えています。
「志位和夫氏は貧困の根絶、紛争の平和解決がテロリズム根絶にとって重要であると述べた」
「彼はイスラムとテロリズムを結びつけるのは誤りであると語った」
「志位和夫氏は国際テロリズムへの対処で、国連がもっと積極的役割を果たすべきだと言った」
「志位和夫氏は、核兵器廃絶のためにイニシアチブをとる必要性を強調した」
翌日十九日付、現地ウルドゥー語紙アサスは、APPが配信した志位氏とアジズ首相の握手写真を一面に掲載し、別の現地語紙ナワイワクトも会談があったことを一面で報じました。
英字紙ザ・ニューズは「弱さが紛争をはぐくむとアジズ首相 日本共産党チームと会う」との見出しを付け、APP配信記事を載せました。
十九日に行われた志位氏とモハメド・ミヤン・スムロ上院議長との会談については、翌二十日付のウルドゥー語紙オサフ紙が一面で写真入りで報じました。
国営パキスタンテレビ、ニュース専門局ドゥーム・ニューズなど四局が、志位氏とアジズ首相の会談、志位氏の下院外交委員会議員との議論(十九日)、志位氏とスムロ上院議長との会談の模様など、日本共産党代表団の活動を、連日、三十秒から一分半の枠で放映しました。