2006年9月22日(金)「しんぶん赤旗」
改悪反対アピール
元校長168人が賛同
教育基本法
高知
高知県内で、教育を守る運動をすすめる「子どもと教育を守る県連絡会議」(西森稔代表世話人)は二十一日、高知市の高知城ホールで記者会見し、教育基本法の改悪反対アピールに賛同している小・中の公立学校の元校長が百六十八人にのぼったと発表しました。
アピールは「わたしたちは教育基本法の改悪をやめさせ、現行の教育基本法のもとで、一人ひとりの子どもたちが健やかに成長できる教育をめざします」というもの。
記者会見には西森代表とアピールに賛同した四人の元校長が参加。西森氏は「改悪は、日本を戦争する国にする第一歩。許すことはできません。元校長に賛同をよびかけたところ短期間に、多くの協力が寄せられた。元校長は地域でも影響力を持つ人が多い。賛同と改悪反対の運動をつよめ、法案を廃案に持ちこみたい」とのべました。
元校長(68)=芸西村=は「孫の参観日に参加することもあります。父母、地域と教師がいっしょに教育をつくっている。行政があれこれ教育に介入するようなものにしてはいけない」と話しました。
同団体では、元校長百六十八人の名前を連記した賛同アピールビラを作成、改悪反対の世論を広げたいとしています。