2006年9月19日(火)「しんぶん赤旗」

9条の心伝えよう

西本願寺が全戦没者法要

吉川議員参列


 浄土真宗本願寺派(西本願寺)は十八日、非戦・平和を誓う「全戦没者追悼法要」を東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑でおこないました。僧侶、門徒ら約二千五百人が参加、戦争の過ちは繰り返さないと決意を新たにしました。日本共産党の吉川春子参院議員が焼香し、党宗教委員会の平静丸責任者が同行しました。

 同法要は、過去の戦争で犠牲になったすべての戦没者を追悼する目的で、日本軍が中国への本格的な侵略を開始した柳条湖事件(一九三一年九月十八日)にちなみ、一九八一年から毎年行われ、ことしで二十六回目。

 不二川公勝総長は「兵戈無用(ひょうがむよう)の仏教精神に立脚し、戦争のない平和な世界の実現に向けた決意を」とあいさつ。本願寺派布教使の阿部信幾師が「戦後六十年間、戦争をせずにすんだ。武力は使わない、戦争はおこさないという憲法九条の心があった」と強調し、「戦争はいけないと伝えていきたい」と訴えました。

 東京・渋谷区の綱取山正念寺の小山弘泉副住職は「あの戦争が正しかったとする靖国神社に参拝してきた小泉首相の後継者といわれる自民党総裁候補者も、公然と靖国神社に参拝する意向を表明している。私はこれに批判・抗議する立場から、昨年につづいて参列しました」と語りました。


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