2006年9月14日(木)「しんぶん赤旗」
教育基本法改悪 共同で反対
34人の教育学研究者が声明
北海道
北海道内の十四大学の教育学研究者が十三日、札幌市内で会見し教育基本法改悪反対の声明を発表しました。都道府県段階で大学研究者が共同して声明を発表したのは全国で三番目。全道の研究者に声明の賛同署名を募っていきます。
署名賛同を求める呼びかけ人は北海道大、教育大札幌校、同旭川校、同函館校、室蘭工大、北海学園大、藤女子大などの現役教授ら三十四人。
呼びかけ人代表は北大名誉教授の鈴木秀一氏です。
記者会見で鈴木名誉教授は「十六歳で敗戦を迎えた。国のために命をささげることが一番の幸福だと思っていた。またそれを繰り返す教育をけっして許すわけにはいかない。国民の力で教育基本法の改悪を防ぎたい」と決意を語りました。
声明では改悪反対の見解を九つの項目で説明、「教育基本法の『改正』は戦後国民の不断の努力によって築かれていた、憲法のもとでの教育の民主主義原則を破壊していくものです」「『改正』強行には共同で反対を強く表明します」と述べています。