2006年9月8日(金)「しんぶん赤旗」
ASEANと首脳会議へ
中国 アフリカ諸国とも
【北京=菊池敏也】中国外務省は五日、十月末から十一月初旬にかけて、中国が東南アジア諸国連合(ASEAN)とアフリカ諸国との間で、それぞれ首脳会議を開くと発表しました。
ASEANとの首脳会議は中国・ASEANの対話関係の樹立十五周年を記念して十月三十日に広西チワン族自治区の南寧で開催され、温家宝首相が出席します。
中国とASEAN十カ国との首脳会議は、初の中国国内での開催となります。
「中国・アフリカ協力フォーラム」の初の首脳会議および第三回閣僚会議については、十一月三日から五日まで北京で開催されることが明らかになりました。首脳会議のテーマは「友好、平和、協力、発展」で、中国とアフリカの「新型パートナーシップ」のあり方を探究します。
中国は今年一月、「対アフリカ政策文書」を発表し、アフリカ重視の方針を改めて明らかにしました。その後、四月に胡錦濤主席がモロッコ、ナイジェリア、ケニアを訪問。六月には温家宝首相がアフリカ七カ国(エジプト、ガーナ、コンゴ共和国、アンゴラ、南アフリカ、タンザニア、ウガンダ)を訪れるなど、対アフリカ外交が活発化しています。