2006年9月5日(火)「しんぶん赤旗」
企業は過去最高のもうけ 05年度
従業員給与は3年連続で減
財務省調べ
財務省が四日発表した二〇〇五年度の法人企業統計調査によると、全産業(全規模)の経常利益が五十一兆六千九百二十六億円と前年度比15・6%増となりました。一方、一人当たりの従業員給与は、三百五十一万六千円と同0・56%減となりました。
企業の経常利益は〇二年度以降四年連続で増加。バブル期を上回る過去最高の利益を更新しています。一方、従業員給与は〇三年度から三年連続で減少しています。
大企業のリストラ・「合理化」を促進する小泉自民・公明内閣のもと、企業のあげる空前の利益が、労働者に還元されていない現状が浮き彫りにされています。
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