2006年8月31日(木)「しんぶん赤旗」

米国は核実験やめよ

東京 平和団体・労組など抗議


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(写真)米国の未臨界核実験に抗議する労組・民主 団体の代表たち=30日、アメリカ大使館前

 米国が三十日(現地時間)に未臨界核実験「ユニコーン」をネバダ核実験場で実施することに対して、日本原水協や全労連など労組・民主団体は三十日、東京都港区のアメリカ大使館前で抗議行動をしました。

 警官が鈴なりに並ぶ異常な警備のなかで、抗議行動参加者は、横断幕やのぼり旗を手に、「アメリカは核実験をやめよ」「『核兵器廃絶の約束』を守れ」の唱和を繰り返しました。

 日本原水協、全労連、全教、新日本婦人の会、日本平和委員会、全日本民医連、民青同盟、東京原水協、埼玉県原水協の代表が抗議書を読み上げ、大使館側に手渡しました。

 日本原水協の高草木博事務局長は、「国際社会はすでに六年前に核兵器廃絶を『明確な約束』として受け入れており、その合意を実行することは、核保有国の共通の義務となっている」と指摘。他国の核拡散は非難する一方で、自らは大量の核兵器を維持・配備し、新たに実験をおこなう米国の態度は、世界の平和と安全をそこなう危険な態度だと批判しました。

 「核兵器廃絶を実現するため具体的な国際協議を開始するようここに要求する」(全労連)、「核兵器を含む、武力による解決を選択してはばからない『単独行動主義』は世界からますます孤立する道である」(平和委員会)など抗議しました。


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