2006年8月30日(水)「しんぶん赤旗」
占領の終結訴え
イラク宗教者が共同声明
WCRP(世界宗教者平和会議)に出席したイラクの諸宗教者が二十九日、京都市の大会会場で共同声明を発表し、占領状態の終結を訴えました。
声明を発表したのはイスラム教シーア派、同スンニ派、クルド人、キリスト教の聖職者、国会議員ら十四人。イラク宗教大臣のアルハイタリ氏が代表して声明の内容を説明しました。
声明は占領と内戦下のイラクの現状について「さまざまな矛盾を生み出している。人々は厳しい状況下で、混とんがつづいている」「内戦で一般人が犠牲となり、モスクや教会が破壊されている」と述べたうえで、シーア、スンニ両派もクルド人もキリスト教もテロを認めていないと表明。「占領を受け入れることはできない。すべての国、人々も受け入れないだろう」と述べています。