2006年8月7日(月)「しんぶん赤旗」

広島原爆の日 ワシントンで記念集会

核兵器使用は戦争犯罪


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(写真)広島原爆の日を記念してワシントンで開かれた集会の参加者=5日、ワシントン(山崎伸治撮影)

 【ワシントン=山崎伸治】米国で広島原爆の日となる五日夕、ワシントン中心のモールにある広場で記念の集会が開かれました。ヒロシマ・ナガサキ平和委員会など地元の平和組織が毎年開いています。訪米中の日本被団協代表団の二人の被爆者が被爆の体験を語り、戦争反対と核兵器廃絶を訴えました。

 約五十人が参加して、ワシントンで原爆投下時刻となる午後七時十五分から三分間、原爆で亡くなった人たちに黙とうをささげました。

 十五歳の時、広島で勤労動員中に被爆した児玉昭太郎さんは、直後にけがをした人、焼けただれた人を助けた体験を語り、「核兵器の使用は第一級の戦争犯罪だ。非戦闘員を殺す必要はなかった。戦争がなくなれば核兵器も必要でなくなる」と訴えました。

 長崎で四歳の時に被爆した男性は、「原爆ぶらぶら病」になったこと、被爆した母親ががんで亡くなったことなどを紹介。「米国は核兵器の開発・研究・製造をやめてほしい。米国の指導者は広島、長崎を訪れて被爆者に謝罪してほしい」と強調しました。

 集会の最後に参加者は、広場の前の池に「米軍はイラク、アフガニスタンから撤退を」「一日も早く平和を世界に」などと書かれた色とりどりの灯ろうを浮かべました。


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