2006年8月3日(木)「しんぶん赤旗」
塩川議員が現地調査
市長から事情聞く
埼玉県ふじみ野市営プールで起きた女児の死亡事故の調査で、日本共産党の塩川鉄也衆院議員が二日、事故現場を訪れました。あやべ澄子参院埼玉選挙区候補、守屋ひろ子県議、山川すみえ市議(県議候補)をはじめ党ふじみ野市議団が参加しました。
一行は、現地に設置されている献花台に献花し、女児を追悼しました。このあと市教育委員会の職員から説明を受け、旧上福岡市と旧大井町の合併による、市の組織改編で、それまで市職員が毎日していたプール点検ができなくなった経緯などが語られました。
ふじみ野市役所では島田行雄市長、吉野英明教育長と会い、事情を聞きつつ事故原因や再発防止について意見交換しました。
島田市長は「あのような悲惨な事故が起きるとは考えていなかった。遺族には心からおわびします。責任を持って解決したい」とのべました。
塩川議員は「施設設置者としての市の責任は当然あるが、流れるプールなどの構造物の安全性について全国で統一した基準があってしかるべきです」と指摘。島田市長は、流れるプールへの対策が十分でなかったことを認め、危険認識や安全策について調査しているとのべました。
塩川議員が事故の再発防止のための原因究明を求めると、島田市長は「二度と事故が起きないように努めたい」と話しました。