2006年7月26日(水)「しんぶん赤旗」

反戦活動家ら米軍撤退要求

ワシントン イラク首相訪米前に協力訴え


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(写真)ワシントンのイラク大使館(後ろの建物)前に集まった「断食」参加者=24日(山崎伸治撮影)

 【ワシントン=山崎伸治】イラクのマリキ首相の訪米を前に、米国の反戦活動家ら三十人が二十四日、同首相の提案した「国民和解計画」に支持を表明し、ブッシュ政権に米軍撤退の日程表を示すよう求める公開書簡をイラク大使館に届けました。

 この書簡は米反戦組織の連合体で、米軍のイラク撤退を求めて「断食」を続けている「平和と正義のための連合」によるもの。二十五日付のイラク紙アッサバー・アルジャジードに全文が掲載されました。

 書簡は、「国民和解計画」に米軍撤退の日程表の要求があったにもかかわらず、米国の圧力で取り下げられたと指摘。「米国の最新の世論調査によると、あなたの政府が要求するなら、米国民の多数が米軍撤退の日程表を支持している」として、改めて米軍撤退を要求するよう求めています。

 また訪米中、ブッシュ大統領や米議会だけでなく、撤退を求めている反戦活動家らとも面会するよう呼びかけています。

 イラク大使館前の記者会見で元米外交官のアン・ライトさんは、「私たちはイラク政府、国民と協力して米軍を撤退させたい」と表明しました。


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