2006年7月23日(日)「しんぶん赤旗」

ベネズエラを支持

安保理入りで南米各国


 【カラカス=松島良尚】南米南部共同市場(メルコスル)の首脳会議が採択した最終宣言は、国連安保理の非常任理事国に立候補したベネズエラへの支持を明記しました。米国が反対し、各国に圧力をかけているもとで、米国離れを示す南米の結束を示しています。

 宣言は、ベネズエラへの支持を述べたうえで、「ベネズエラは国際法の原則と規範の厳格な尊重を奨励し、同国の立場と対立する議題を扱ううえで必要な釣り合いをとることに貢献すると確信している」と述べています。

 米国は、同国の政治的、経済的横暴を批判する急先ぽうに立ってきたベネズエラを地域の「不安定化要因」と非難してきました。ベネズエラの安保理入りを阻むために、対立候補として中米の親米国グアテマラを推したて支持を呼び掛けています。


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