2006年7月17日(月)「しんぶん赤旗」
北朝鮮非難 全会一致で決議
志位委員長が談話
国連安保理が北朝鮮のミサイル発射問題で非難決議を採択したことについて、日本共産党の志位和夫幹部会委員長は十六日、次の談話を発表しました。
一、国連安全保障理事会は、十五日(日本時間十六日)、北朝鮮に弾道ミサイル開発計画の全面停止を求める決議案を、全会一致で採択した。
わが党は、北朝鮮によるミサイル発射が行われた直後から、北朝鮮の行動を厳しく批判するとともに、国際社会の対応としては、国連安保理が分裂することなく一致した行動を行うことが、何よりも大切だと主張してきた。
今回、安保理が、全会一致で、北朝鮮のミサイル発射を非難するとともに、北朝鮮に対して弾道ミサイル開発計画の全面停止と、既存のミサイル発射凍結の確約の再確認を要求し、六カ国協議への即時無条件復帰と核開発計画の放棄を強く促す決議案を採択したことは、有効で筋が通ったものである。
一、北朝鮮政府が、安保理決議に示された国際社会の総意を重く受け止め、この決定に従うことを強く要求する。
今後とも、国際社会の対応としては、北朝鮮への一致した対応という立場を堅持し、外交的解決のために力をつくすことが大切であるということを、かさねて強調したい。