2006年7月14日(金)「しんぶん赤旗」
PSE問題
経産省が改めて謝罪
大阪 リサイクルでシンポ
全国各地のリサイクルショップ約七十店が集まり、有名ブランドのコピー商品問題や業界の今後、電気用品安全法(PSE法)・家電リサイクル法の見直し問題などについて学ぶシンポジウムが十三日、大阪市北区梅田のホテルで開かれました。全国リサイクル・リユース研究会の主催。
同シンポには、経済産業省の福田秀敬消費経済政策課長が講師として参加しました。福田氏は、電気用品安全法によるPSEマークのない電気製品の販売を中古品も含めて四月一日から禁止しようとして、業界や国民から厳しい批判を受け施行直前に方針転換に追いこまれた、いわゆる「PSE問題」について、「本当に申し訳ありませんでした。みなさんに多大なご迷惑をおかけしました」と、あらためて謝罪しました。
「経産省はリサイクル・リユース業界のことを十分に理解しておらず、話し合いももたなかった」と、現場認識の欠如、周知不足、説明力不足などを反省点として挙げました。「私自身が問題に気づいた昨年十月の半ばに、現場を見に行って実態をつかみ、みなさんから話を聞いていれば、もう少し対応の仕方があったかもしれない」とのべ、今回の教訓を今後に生かしていく姿勢を示しました。