2006年7月13日(木)「しんぶん赤旗」

インドで7連続爆発

200人死亡、負傷700人超


地図

 【ニューデリー=豊田栄光】インド西部マハラシュトラ州都ムンバイで十一日、夕方の帰宅ラッシュ時に、列車と駅の鉄道施設七カ所で連続爆発が起きました。同州のパティル副首相によると、二百人が死亡、七百十四人が負傷し、病院で手当を受けています。

 最初の爆発はカール駅で午後六時二十四分に発生。同三十四分までに残り六回が続きました。五回は列車走行中に、二回は列車の駅到着時に爆発しました。

 翌十二日の英字紙、タイムズ・オブ・インディアは、犯行はカシミール地方の分離独立をめざすイスラム過激派組織ラシュカレトイバ、インド学生イスラム運動(SIMI)との見方を情報当局が固めたと、報じています。


志位委員長が見舞い電

 日本共産党の志位和夫委員長は十二日、インドの商業都市ムンバイで十一日に起きた同時列車・駅爆破テロ事件に際して、マンモハン・シン・インド首相にあてて見舞い電を送りました。

 見舞い電は、次の通りです。

 貴国のムンバイ市で昨日発生した野蛮なテロ事件で亡くなられた犠牲者の方々とご遺族の皆さまに深い哀悼の意を表明するとともに、負傷された方々の一刻も早い回復を願っております。

 市民を無差別に殺傷するテロは、いかなる理由によるものであれ、断じて許されません。この立場から、強い怒りをもって卑劣な行動を糾弾し、あなた方への心からのお見舞いをお伝えします。


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