2006年7月11日(火)「しんぶん赤旗」
ジャワ中部地震の義援金
インドネシア大使館に志位委員長が届ける
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日本共産党の志位和夫委員長は十日、都内の在日インドネシア大使館を訪れ、イワン・ウィラナタ・アトマジャ臨時代理大使に、五月下旬のジャワ中部地震にあたって全国から届けられた義援金五百八十万円の目録を手渡しました。
志位氏が、地震直後のお見舞いのメッセージにたいして、インドネシアのユドヨノ大統領から丁重な返書を受け取ったとのべると、イワン代理大使は「皆さんを含め、日本の国民の方々から受け取った大きなご支援とご厚意にお礼を申し上げます」とこたえました。
また、被災地の現状や、国際社会からの援助についての要望に関する志位氏の質問にたいし、同代理大使は「緊急事態は脱し、学校や病院の復興、再開、経済拠点の開発にむけ努力している」「これまで薬や医療器具などを送っていただき役立ててきたが、本格的な復興には資金が必要だ。また日本の政府や国民には、今後のために安価な耐震性家屋を建設するための技術協力をお願いしたい」と説明しました。
志位氏は、これらの要望にたいし「国政の場でも日本政府にたいして、国際支援について提起してゆきたい。また引き続き党としての取り組みもおこなっていきたい」とのべました。
志位氏は、日本共産党が、異なる文明、とくにイスラム世界との間での対話と共存の問題や、非同盟運動やイスラム諸国会議機構(OIC)との関係を重視してきたことに言及し、インドネシアと日本の関係発展に力を尽くすと表明しました。同代理大使も、両国関係を発展させていきたいと語りました。