2006年7月8日(土)「しんぶん赤旗」
第二回中央委員会総会について
二〇〇六年七月七日 日本共産党中央委員会書記局
一、日本共産党第二回中央委員会総会(二中総)は、七月六、七の両日、党本部で開かれた。
一、総会では、志位和夫委員長が幹部会を代表して報告した。報告は、第二十四回党大会後五カ月余の情勢の展開をふりかえり、自民党政治の矛盾が劇的にすすみ、日本の政治に“流れの変化”が起こっていること、その変化を起こすうえで日本共産党が大きな役割を果たしていることを具体的に明らかにした。報告は、二〇〇七年にいっせい地方選挙と参議院選挙が連続してたたかわれるもとで、その構えやたたかい方について解明した。参院選勝利を前面に「比例を軸に」すえる、地方選でも政党選択をいっそう重視する、「支部が主役」の選挙戦を縦横に展開する――などを強調した。報告は、党建設の課題について、大会後の党づくりの成果を生かし、「選挙で勝利できる、強く大きな党」をめざし、「支部が主役」の党づくりをいっそう加速させることを強調した。そのなかで、すべての地区委員長へのアンケートなどを踏まえつつ、「政策と計画」をもった「支部が主役」の活動をどう前進させるか、地区委員会の活動や体制をどう改善するかについて、詳論した。
一、幹部会報告について、二日間で四十一人が討論した。
一、二日目の午後、不破哲三常任幹部会委員(社会科学研究所所長)が、日中両党間の理論交流について報告した。
一、総会は、幹部会の提案にもとづいて、水谷定男中央委員・選対局次長を幹部会委員に補充選出した。
一、志位委員長が報告についての討論の結語をのべた。結語は、政治の“流れの変化”、二つの選挙の構え、「支部が主役」の党づくりの加速という総会の核心部分が深められたとして、そのそれぞれについて討論をふまえて解明した。そして、選挙は期限の決まったとりくみであり、ねばり強く、同時に逆算で一日一日を大切にして着実な前進をはかり、二つの選挙で必ず勝利者になろうと呼びかけた。
一、総会は、全員一致で幹部会報告・結語を採択し、来年の二つの選挙の勝利に向けて、二中総決定を全党に徹底し、この決定にそって全力を尽くすことを誓い合って終了した。