2006年7月6日(木)「しんぶん赤旗」
願いを胸に
07年参院選 日本共産党選挙区予定候補
宮本たけしさん
前参議院議員 46歳
弱者を守る“行動派”
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「ひとの痛みをわが痛みとして真の日本改革を!!」と刷り込んだ名刺をもって、府内をかけめぐる毎日です。その抜群の行動力は日焼けした、笑顔を絶やさない表情にも表れています。
六月末、「過労死ライン」を超える時間外労働と「基準運賃の三分の一以下」の無法とたたかう観光バス労働者と懇談しました。また「NTT十一万人リストラ」で名古屋に配転になった労働者に同行して「新幹線通勤」を体験しました。相談にきた振り込め詐欺被害者とは、いっしょに警察署に出向きました。
「政治の務めは弱い人を守ることであって、強い者だけを応援する政治でいいのかという人々の怒りが、行く先々で渦巻いています」と宮本さんは話します。
現在、党府教育基本法改悪反対闘争本部の本部長。「子どもが何を愛し、だれを愛するか愛さないかは、親でさえ押し付けることができない。まして国が愛国心を強制するとはもってのほかです」と、教育委員会やPTA関係者、学校長と懇談を重ねています。
参院議員として、盗聴容疑などで会長が逮捕されたサラ金最大手・武富士の不正追及で大きな役割を果たしました。二〇〇三年の委員会審議で証拠資料を示して、警察の犯罪情報が武富士に流出した事件をいち早く取り上げ追及。質問がきっかけとなって警察官の処分、武富士会長の逮捕につながりました。
「高金利で多くの国民が生活を壊され、生命まで奪われている。出資法の上限金利29・2%の引き下げは私の悲願です」と宮本さん。
参議院で交通バリアフリー法の成立に力をつくし、いま障害者施設の訪問・聞き取りを続けています。郵政民営化、憲法改悪反対と、いまに生きる国会論戦を展開してきました。
「いま論戦する場を持っていないのは本当に悔しい。府民の怒りや要望をしっかりうけとめて、国会になんとしてももどって大阪の声をとどけたい」
大阪(定数3)
宮本たけしさん
前参議院議員 46歳
みやもと・たけし 1959年和歌山県生まれ。和歌山大学入学。98─2004年大阪選挙区選出で参院議員1期。現在、党大阪府政策委員長。家族は妻、高校1年の息子と中学2年の娘。