2006年7月1日(土)「しんぶん赤旗」
嘱託職員の待遇改善
年休など正規なみに
群馬・玉村町
群馬県自治体一般労働組合(塚越勝史委員長)は三十日までに、群馬県玉村町の嘱託職員の待遇について、年休取得などで大幅に改善させたことを明らかにしました。同町で待遇改善を求めていたのは保育士など二十五人の組合員。これまで正職員との均等待遇をかかげて町と交渉してきました。
主な前進面として▽年休取得は採用時から年二十日とし、残日数は翌年に繰り越す▽過去二年分の欠勤による賃金カット分は返納する▽産前産後の休暇を保障する(無給だが使用者負担分の補助を検討)▽介護・育児休業も正職員と同じに扱う―など。病気休暇などその他の課題については今後検討することになりました。
退職手当については四月の交渉で支給が実現しましたが、今年三月以前の退職者についても遡及(そきゅう)して支給することを個別に対応することになりました。
塚越委員長は「非常勤職員にも正職員なみの待遇をと要求してきましたが、今回多くの点で取り入れられた。画期的な成果です。他の市町村でも運動を起こしていきたい」と話しています。