2006年6月27日(火)「しんぶん赤旗」
パトリオット配備やめよ
沖縄・嘉手納 米軍基地強化に
赤嶺議員ら申し入れ
在日米軍再編協議の中で、米国政府が米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)に地対空ミサイル「パトリオット(PAC3)」の配備を日本政府に通告した、と地元紙などで報道されていることを受け、日本共産党沖縄県委員会の赤嶺政賢委員長(衆院議員)は二十六日、外務省沖縄事務所、那覇防衛施設局などにミサイル配備を撤回するよう申し入れました。
赤嶺委員長らは「PAC3の配備は、日米両政府が推進しているミサイル防衛(MD)に基づくものであり、アメリカの先制攻撃の戦略基地として沖縄の基地をいっそう強化するものだ」と指摘。ミサイルの配備は日本政府が主張してきた基地負担の軽減という建前にも反するものであり、「(基地の整理縮小、基地負担の軽減などを望む)県民総意のうえからも絶対に認められない」と強調しました。
赤嶺委員長が「県民はこれ以上の基地の固定化・強化は我慢できない」とのべたことに対し、外務省沖縄事務所の倉光秀彰副所長は「県民が我慢ならないと言ったとしても、外務省にはやらなければならないことがある」と発言。米国いいなりに基地を押し付ける態度に終始しました。
要請には赤嶺委員長のほか、古堅宗嘉書記長、中村重一常任委員(北谷町議)が参加しました。