2006年6月21日(水)「しんぶん赤旗」
農家空爆 住民を射殺
米軍がバクバ攻撃
イラク 子どもら13人犠牲
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【カイロ=松本眞志】カタールの衛星テレビ・アルジャジーラは二十日、米軍がイラクの都市バクバ近郊を空爆し、子どもを含む十三人が死亡、四人が負傷したと報じました。
現地で取材しているイラク人ジャーナリストのハイダル・タミミ氏は、同日午前二時に米軍ヘリコプターがバクバ市北東にあるシェイクカドゥール・シャヒーン村の二軒の養鶏農家を空爆し、兵士が降下して家屋にいた住民を射殺、負傷者を理由もなく拘束したと説明しています。同氏は事件について、「ハディサ(虐殺事件)に勝るとも劣らない卑劣な作戦だ」と語っています。