2006年6月14日(水)「しんぶん赤旗」
衆院国交委員らエレベーター死亡事故現場視察
穀田議員参加
東京都港区の公営マンションで、高校生がエレベーターに挟まれて死亡した事故を受けて、衆院国土交通委員会の委員らが十三日、同マンションを視察しました。日本共産党は穀田恵二議員が参加しました。
委員らは、事故の起きたエレベーターについて、製造会社「シンドラーエレベータ」、保守管理会社「エス・イー・シーエレベーター」、港区、港区住宅公社からそれぞれ説明を受けました。
穀田氏によると、シ社は、エレベーターの保守管理は「マニュアルがなければできない」とし、保守管理会社から「マニュアルを要求されたことはない」と委員らに説明。一方、エス社は「マニュアルは必要ない」としました。こうした両社の主張の違いについて、区と公社は把握していなかったといいます。
穀田氏は「住民の安全・命に直結する重要な情報を、共有していなかったということ。安全のための体制づくりができていなかった。この責任は重い」と語りました。