2006年6月14日(水)「しんぶん赤旗」
“共謀罪は廃案に”
超党派の議員と市民が集会
現代版治安維持法といわれる悪法・「共謀罪」法案を継続審議ではなく、廃案に追い込もうと、超党派国会議員と市民の集会が十三日夜、東京・千代田区の日本教育会館で開かれました。これには市民約二百五十人が参加しました。
集会では、グリーンピース・ジャパンの星川淳事務局長の司会で、日本共産党の井上哲士参院国対委員長、仁比聡平参院議員をはじめ、民主党の平岡秀夫衆院議員、社民党の福島瑞穂党首、保坂展人衆院議員がこれまでの経過を報告、廃案に追い込む決意を表明しました。
続いて、刑法学者の足立昌勝関東学院大学教授、日弁連の中村順英副会長、元検察官の落合洋司弁護士、日本ジャーナリスト会議運営委員の丸山重威関東学院大学教授らが共謀罪の恐ろしさをそれぞれ訴えました。
また、急用で出席できなかった音楽家の外山雄三氏のメッセージが代読されました。
集会では、本当に条約批准のために共謀罪が必要なのか、根底から問い直すことや、秋の臨時国会にこの法案を提出させないよう世論と運動を強めることが強調されました。