2006年6月13日(火)「しんぶん赤旗」
廃案求め 座り込み36日目
東京民医連
高齢者の負担増などを柱とする医療改悪法案の廃案を求め東京民主医療機関連合会が四月十七日から続けている座り込みは十二日、三十六日目を迎え、のべ参加者数が六百四十二人に達しました。
十二日の座り込みでは参加者が「いまでも、医療費が払えないという患者がいる。廃案になるまであきらめない」と語気を強めました。
「患者さんにさらに負担を求めるのは許せない」。みさと健和病院医療福祉相談室のソーシャルワーカー(23)はマイクを握りました。血糖値が異常に高く意識障害や失明の可能性もあり即入院が必要な人が「お金がない」と入院を拒否したり、入院三日目に「医療費が心配」と退院を求めてきた患者もいたといいます。増子さんは「絶対に廃案にしたい」と訴えました。
座り込みには、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員も駆けつけました。高橋議員は「(改悪法案に盛り込まれた)混合診療では、所得の格差で、医療にも格差が広がるようになる。これ以上負担は増やさないという立場に立たなければいけない」と話しました。