2006年6月8日(木)「しんぶん赤旗」
“教育基本法守る力 ここに”
全教など国会前座り込み
「教育基本法改悪法案を必ず廃案にしよう」と七日、全教、教組共闘連絡会、子ども全国センター、教育基本法全国ネットワークは国会議員要請や国会前座り込み、集会などをくり広げました。全国から三百五十人が参加しました。
「国会に来るのは初めて。教育基本法改悪が強行されるのでないか、そんなの許されないと思って」と富山県の高校の女性教員(32)。「改悪案は、憲法改悪と連動していて、戦前の軍国主義を連想させる」と批判します。
新潟県の高校教員(58)は、「生徒には自分の行動を選択できるようになってほしい。改悪されれば、教師が徳目を教え込むような教育になる」と語ります。
集会や座り込みでは、全国のたたかいが交流されました。「全教加盟組合の分会長と、日教組加盟の分会長が連名で学習会を呼びかける職場が生まれ、教頭も参加した」(全教広島)、「ラジオスポットを流し、日教組加盟の教組も参加した集会には三千人が集まった」(北海道高教組)、「県内各地で宣伝し、教職員が元気になっている」(神障教組)など報告。「こうしたたたかいが国会で簡単に改悪法を成立させていない」との確信が語られました。
この日の行動では、全労連、国公労連、自治労連、JMIU(全日本金属情報機器労働組合)などがともにたたかうと連帯を表明。主催者あいさつした子ども全国センターの高田公子代表委員(新日本婦人の会会長)は、国民的運動を呼びかけました。
日本共産党の吉井英勝、赤嶺政賢両衆院議員が激励にかけつけました。