2006年6月7日(水)「しんぶん赤旗」
客を団体生命保険に入れ利益
サラ金と生保 結託
大門議員批判
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日本共産党の大門実紀史議員は六日の参院財政金融委員会で、サラ金が融資とともに顧客に加入させている団体生命保険の問題をとりあげ、死亡確認を住民票ですませるなど、保険金の支払いに生命保険会社と、保険会社から出資を受けているサラ金とのなれあいがあると批判しました。
大門氏は、金融庁の調査には、すべて遺族に確認していると回答しているサラ金業者が、ある自治体に、死亡を確認するため大量の住民票を請求していることを告発。
この背景には、サラ金業者としては、顧客が返済を終えていても死亡すれば、住民票だけで保険金が受け取れ、生命保険会社としては、団体生命保険が規模が大きく安定した商品であるという一蓮托生(いちれんたくしょう)の関係にあると批判し、金融庁に再度調査を求めました。
与謝野馨金融担当相は保険会社とサラ金に「法令とガイドラインにてらしてきちんと調査したい」とのべました。