2006年6月4日(日)「しんぶん赤旗」
子ども語る集い 各地で
教基法生かそう
全国センター総会
子どもにかかわる市民団体や個人、教職員組合、労働組合などが参加する「子どもの権利・教育・文化全国センター」は三日、都内で総会を開きました。
日本科学者会議名誉代表幹事の浜林正夫さんが講演。歴史的にみると「愛国」とは政治のゆがみをただし政治革新をめざすものとして生まれたことを紹介し、「愛国心」の強制に対し「『内面の自由』を態度や行動にあらわす自由」を主張する必要があると指摘しました。
参加者からは、幼児のテレビづけの問題や教育基本法改悪法案と子どもの権利条約、「みんなで二十一世紀の未来をひらく教育のつどい―教育研究全国集会2006」などについての発言が続きました。民青同盟の代表は「教育基本法の宣伝・対話を続けている。青年の間で最近雰囲気が変わってきた。身近な問題や要求と結び、どんな社会をつくりたいかを考え、改悪されては困ると実感している」と語りました。
総会は、憲法・教育基本法の改悪に反対し、これを生かす運動に全力をあげるとともに、「子どもを語るつどい」を各地で多様な形で開いていくことを決めました。「教育基本法『改正』法案を廃案にし、憲法・教育基本法、子どもの権利条約を生かして平和な社会を」とのアピールを採択しました。