2006年6月1日(木)「しんぶん赤旗」
悪法廃案へ座り込み
国会前で署名73万人分携え
「医療改悪法案を廃案に」「憲法、教育基本法の改悪を許すな」―三十一日、国会前に積み上げられた七十三万四千人余りの署名を前に、力強い唱和が響きました。
国会終盤を前に、悪法を必ず廃案にと国会前座り込みと集会が開かれました。国民大運動実行委員会、中央社保協、安保破棄中央実行委員会がよびかけ、労働組合や女性団体などから、約百五十人が参加しました。
今井文夫国民大運動実行委員会事務局長が、主催者あいさつ。二十七日の国民大行動の成功にふれ、「全国でのたたかいと国民の怒りの広がりが、政府・与党を追い込んできた。会期末まで、さらにたたかいを広げよう」とのべると、大きな拍手がおきました。
京都教職員組合の藤本雅英執行委員長は、京都市の門川大作教育長が三十日の衆院教育基本法特別委員会で、教育基本法「改正」が大きな励みになるとのべたことを批判。「日本の将来と子どもの未来がかかった重大問題。教育基本法改悪を、絶対に許してはならない。六月四日の府民大集会を成功させたい」と発言しました。
四月十七日から連日国会前の座り込みを続けている東京民医連の前沢淑子事務局次長は、「『医療を破壊しないで』との多くの声が、事務所に届いている。国会の力関係を変えるのは私たちの世論。引き続き奮闘していく」とのべました。
日本共産党の佐々木憲昭衆院議員が、「国民のたたかいいかんで、悪法を廃案に追い込むことができる」と激励あいさつ。署名をしっかりと受け取りました。