2006年5月22日(月)「しんぶん赤旗」
ストップ米軍機爆音
大和平和まつり4千人 岩国からも連帯
神奈川
米海軍厚木基地(神奈川県大和市、綾瀬市)の、米空母艦載機の飛行訓練による爆音被害が深刻になるもとで、「爆音も基地もない平和な神奈川をつくろう」と訴える第十八回「かながわピースフェア=大和平和まつり」(主催・実行委員会と厚木基地周辺住民の会)が二十一日、大和市で開かれ、約四千人の市民でにぎわいました。
日本共産党の谷川智行参院比例候補(東京・南関東)、はたの君枝参院神奈川選挙区候補(前参院議員)、各地方議員団も参加しました。
河野幸司実行委員長(党県議団長)は、日米両政府が米軍再編の「合意」で、厚木基地の空母艦載機を岩国に移駐するとしたことに「爆音被害を岩国周辺の人たちにおしつけることは絶対に許されない」とあいさつ。
来賓あいさつで谷川、はたの両氏は「爆音被害をなくし、基地のおしつけをやめさせるために全力で頑張ります」などと表明。岩国の「住民投票を力にする会」の吉岡光則会長が「列島全体でたたかいを一緒に起こしたい」と訴えると、大きな拍手がわきました。
参加者は▽爆音被害解消のため、米空母の横須賀母港を撤回させ、米原子力空母の横須賀配備計画をやめさせよう▽キャンプ座間への米日新戦争司令部の配備、基地強化をストップさせよう―と呼びかけるアピールを採択。同基地を包囲する平和マラソン、ピースウオークもおこなわれました。
初めて参加した茅ケ崎市の大学生(21)は「戦闘機が飛ぶと、友達の耳元でしゃべっていても話ができません。静かな空を取り戻したい」と語っていました。