2006年5月22日(月)「しんぶん赤旗」
「声集め廃案に」 神奈川・一斉宣伝
教育基本法改悪
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教育基本法改悪の問題で、神奈川県春闘共闘教職員連絡会と国民大運動神奈川県実行委員会などが二十一日、横浜駅西口や川崎市、小田原市など県内十一カ所で宣伝をおこないました。約三百人が参加し、「教育基本法改悪反対の声を集め、今国会での廃案を」と訴えました。
横浜駅西口の宣伝には、横浜市立高等学校教職員組合(浜高教)など同市内の教職員組合、神奈川県労働組合総連合や新日本婦人の会から五十一人が参加しました。
浜高教の菊地克則書記長らは「政府が教育の中身に介入できるようになり、『愛国心』を押し付ける悪法が今国会で通されようとしています。教育予算を減らし続ける政府に『今の教育が悪いから教育基本法を変える』などと言う資格はありません。悪法を通させないために力を貸してください」と呼びかけ、憲法九条を守り、教育基本法を生かすための請願署名を呼びかけました。
署名した女性(65)=横浜市旭区在住=は「孫のためにも、憲法九条や教育基本法を変えて、アメリカとともにふたたび戦争する国にしたくない」と語り、ビラを読んでいた横浜市内の高校に通う女性は「愛国心は一人ひとりの問題だと思う。個人の考え方を法律で決めることはおかしいです」と語っていました。