2006年5月20日(土)「しんぶん赤旗」

署名携え「イラン攻撃やめて」

米反戦団体が4万3千人分


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(写真)署名を携えてホワイトハウスに向かう(左から)マクガバン、シーハン、ベンジャミンの各氏=18日、ワシントン(山崎伸治撮影)

 【ワシントン=山崎伸治】「ドント・イラク・イラン(イランをイラクのようにするな)」―米国の反戦団体の人たち百人が十八日、イランに対する武力行使をしないようブッシュ米大統領に求める四万三千人の署名を携えて、ホワイトハウスにつめかけました。

 この署名はブッシュ大統領とチェイニー副大統領に対し、「国際法も国内法も他国に対する侵略攻撃は禁止しており、それを守るよう強く求める」として、「イランを攻撃するとのあなた方の提案に反対する」と訴えています。イランの核兵器開発をやめさせることができるのは、監視と外交関係の改善であり、「イランを攻撃すると脅すことはこれらを困難にする」と批判しています。

 四月末にインターネットで呼びかけられ、一カ月足らずの間に四万三千人が署名。この日、署名を呼びかけた一人でもあるシンディ・シーハンさんと女性反戦団体「コード・ピンク」創設者の一人のメディア・ベンジャミンさん、元米中央情報局(CIA)分析官のレイ・マクガバンさんを先頭に、七千枚の署名用紙をホワイトハウスに届けました。

 直前の集会でシーハンさんは、「平和とは、紛争のないことではありません。紛争を非暴力的に解決することです」とのべ、「命はすべて大切です。国境の向こう側の命も同じです」と訴えました。マクガバンさんは「ラムズフェルド国防長官に尋ねたい。どういう権限でイラン国内に米軍の秘密部隊を派遣したのか」と武力攻撃の準備をすすめるブッシュ政権を非難しました。


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