2006年5月19日(金)「しんぶん赤旗」
共謀罪 絶対廃案に
全労連など集会・要請
全国労働組合総連合(全労連)、自由法曹団、日本国民救援会は十八日、共謀罪新設法案の強行採決に反対し、未決拘禁法案の廃案を求める集会を参院議員会館で開き、集会後要請行動を行いました。
集会には、日本共産党の仁比聡平参院議員、全労連の寺間誠治組織局長、自由法曹団の今村幸次郎事務局長、国民救援会の山田善二郎会長が参加しました。
山田氏は「絶対に廃案に追い込むため、がんばりたい。もともと、政府自身が共謀罪を新設しなければならない事情はないといっていた」として、政府のよこしまな意図を批判しました。
仁比議員は「廃案に追い込むには、世論と運動を盛り上げるほかない。いまこそ、全労連、自由法曹団、国民救援会が力を発揮するときです」とあいさつしました。
今村氏は「共謀罪新設の狙いは、政府に批判的な発言を抑えたい。戦争する国に変えたいところにある」として、共謀罪の危険な本質をくわしく解明しました。
集会では全労連が共謀罪反対のビラ(十万枚)を作成、全国におろしたことが報告されました。