2006年5月16日(火)「しんぶん赤旗」
教育基本法改悪など阻止へ
全国革新懇が代表世話人会
全国革新懇は十五日、都内で代表世話人会を開き、教育基本法改悪阻止をはじめ悪法を許さない運動を大きく前進させることや、地域・職場革新懇結成の取り組みを強化することなどを確認しました。
日本共産党の志位和夫委員長が出席しました。
情勢討議では教育基本法改悪をいかに阻止するかが中心議題となりました。「改定」の理由を政府が説明していないことの指摘や、法律が「徳目」を強制することになり、憲法の理念に反する極めて重大な中身であるとの発言がありました。
教育基本法改悪阻止の運動をいかに発展させるかをめぐっては、国民に法案の中身をわかりやすく、憲法とのかかわりで訴えていくことが重要だとする認識で一致しました。運動の経験については、「お母さんたちの間で、教育基本法改悪反対署名への反応が大変いい。大義は私たちにある」などの声が出されました。
情勢問題では憲法改悪をめぐる動きや米軍再編問題も討議され、「自民党の改憲案のひどさと米軍再編問題が重なり、戦争国家づくりへの危ぐが広がっている」「米軍再編は中身もひどければやり方もひどい。加えて日本の三兆円の負担問題も加わり、政府は深刻な矛盾に直面している」との発言がありました。
また日本共産党が四月に開催した「職場問題学習・交流講座」が紹介され、党と革新懇が協力し、さまざまなやり方で職場での革新懇運動を発展させることを申し合わせました。
代表世話人会は六月十七日に開催される全国革新懇結成二十五周年・二十六回総会の運動方針案についても討議し、成功に向けて全国革新懇ニュースの普及などを確認しました。