2006年5月12日(金)「しんぶん赤旗」
教育基本法改悪とめよう
市民ら国会前集会 特別委設置に抗議
「現場の声も聞かずに改悪強行がされようとしています」―。衆議院で教育基本法を審議する特別委員会の設置が強行された十一日、国会前で設置に抗議する緊急集会が開かれました。
「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」が呼びかけたもの。「お国のための『愛国心』強制は戦争への道」などと書いたプラカードを手にした市民ら約百三十人が駆けつけました。
日本共産党からは穀田恵二国対委員長、井上哲士参院議員、笠井亮衆院議員が参加。「本日昼の議院運営委員会で、特別委員会設置にただ一人反対討論した」穀田氏は、「『なぜ特別委員会なのか』の問いに、与党はまともに答えられない。道理がないことは明らか。早期に改悪法案を通そうという企みにノーを」と呼びかけました。井上、笠井両氏も決意をのべ、社民党の保坂展人議員もあいさつしました。
同会呼びかけ人の一人、小森陽一・東大教授は「改めて運動の基本に立ち返り、地元と地域に根ざした運動をすることを確認したい」として、「世論は私たちと共にあります。そのことに確信を持って国会の外と内の運動を大きく結びつけながら展開していきましょう」と訴えました。
翻訳家の池田香代子氏も飛び入りでマイクを握りました。