2006年5月5日(金)「しんぶん赤旗」
教基法「改正」案に抗議
全国ネットがアピール
「子どもたちを大切に…いまこそ生かそう教育基本法」全国ネットワークは四月三十日、「教育基本法『改正』法案の国会提出に対し、抗議の声をいますぐに」との山田功事務局長の緊急アピールを出しました。
「改正」法案は、「子どものため」から「国家のため」の教育へと大転換する改悪であり、命令と強制で教育を支配する道筋がはっきりと見えてきたと批判。子どもの権利条約にも言及し、教育にかんする重要問題は、子どもの意見を含め、市民や教職員が論議する場を設けるべきだと指摘。「改正」案は政治的な思惑や妥協でつくられたもので、教育の基本法に値しないとのべています。
子どもの可能性を引き出し、成長発達をうながすのではなく、上から刷り込む教育の復活を狙った教育基本法改悪の強行成立は許されないとし、改悪反対の一点で、廃案しかないことを訴えようと呼びかけています。