2006年5月1日(月)「しんぶん赤旗」
イラク反戦 ニューヨーク35万人
【ニューヨーク=鎌塚由美】米・ニューヨークで四月二十九日、「平和・正義・民主主義のための行進」が行われ、全米各地から三十五万人が参加しました。「ジョージ・ブッシュはもう(ホワイトハウスから)出て行け」「今こそ平和と正義を取り戻そう」―ドラムのリズムに合わせた唱和がマンハッタンの中心街に響き、長い人の波が続きました。
反戦組織の連合体「平和と正義のための連合」の呼びかけに応えて、今回のデモには、労組、環境、人権団体などが加わりました。イラクからの米軍の即時撤退、弱者いじめのブッシュ政権の国内政策の方向転換を迫りました。
行進の先頭では、イラク帰還兵、学生、宗教者など各界を代表する人々が腕を組んで歩きました。イラクで息子が戦死したシンディ・シーハンさんや女優のスーザン・サランドンさん、ジェシー・ジャクソン師も先頭に立ち、道行く人々にピースサインを送りました。
自作のプラカードを掲げ、歌や踊りで思いを表現する人々が行進を盛り上げました。