2006年4月24日(月)「しんぶん赤旗」

沖縄市長に東門氏当選

米軍基地強化に痛打

自公市政の転換を訴え


 大激戦の沖縄市長選が二十三日、投開票され、日本共産党、社民党、社大党、民主党など五党が推薦する革新無所属の東門みつこ氏(63)が、自民党、公明党が推す桑江朝千夫氏(50)を破り、当選しました。


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(写真)沖縄市長選で当選を祝いバンサイ三唱する東門候補(中央左側)=23日、沖縄市

 東門氏の当選は、県民・市民の頭越しにすすめる沖縄への米軍基地負担の押し付けに対する市民の厳しいノーの審判。「米軍再編」に反対する島ぐるみ、自治体ぐるみの運動をさらに発展させる力になるとともに、秋の県知事選にも大きな影響を与えます。

 東門候補は、日米両政府の米軍新基地押し付けや、嘉手納基地への自衛隊機の一部訓練移転など基地の強化・恒久化に対し、「市民の立場できっぱり国にものをいう」と反対を貫く姿勢を強調。また、日本共産党をはじめとする五政党、労組や幅広い市民とも共同して、自公市政の「転換」を訴えました。日本共産党は東門氏と「米軍再編」による基地機能強化を許さず、米軍基地の整理・縮小、撤去をめざすことや当選後も無所属を貫き、特定党派からの立候補はしないことなどを明記した政策・組織協定を結び、東門氏勝利のために全力で奮闘しました。

 午後十時二十分すぎ当選確実の報道が流れると、事務所に集まった支持者はいっせいに、「やった」「うれしい」と大きな歓声。東門氏は、「トップダウンの市政運営ではなく、市民との対話を重視するという訴えが強く支持された。『米軍再編』問題についても、沖縄は、これ以上の負担はできないと訴えてきた。日米両政府に対し、米軍基地の整理・縮小をキッパリ訴えていきたい」と抱負を述べました。


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