2006年4月13日(木)「しんぶん赤旗」

沖縄新基地

巨大化した沿岸案 島ぐるみで反対を

CS放送 志位委員長語る


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(写真)インタビューにこたえる志位和夫委員長

 日本共産党の志位和夫委員長は十二日放映のCS放送・朝日ニュースター「各党はいま」に出演し、民主党の小沢一郎新代表が掲げる「対立軸路線」や米軍再編問題などについて、朝日新聞の青木康晋紙面委員の質問に答えました。

 このなかで、志位氏は、米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に代わるキャンプ・シュワブ沿岸部への新基地建設で、政府と名護市が合意した新たな沿岸案について、「沖縄県民の理解を到底得られるものではない」と厳しく批判しました。

 新沿岸案は、昨年十月の在日米軍再編の日米合意に盛り込まれた沿岸案を基本に、滑走路を二本に増やし、規模を大幅に拡大、恒久化するものです。

 志位氏は、沿岸案自体が、SACO(沖縄に関する日米特別行動委員会)合意にある「撤去可能な基地」ではなく、海を埋め立てて、基地を永久化するものだと指摘。「名護市長は沿岸案に反対することを公約にしていたのに、沿岸案の滑走路を一本から二本に巨大化するものを受け入れてしまった。これはまさに、説明がつかない公約違反だ」と述べました。

 そのうえで、「沖縄全体でみると、稲嶺知事も受け入れられない。県民も絶対受け入れないというのが圧倒的多数であり、コンセンサスだ」と強調。「『巨大化した沿岸案反対』という一点での島ぐるみのたたかいをおこして、(基地押し付けを)はね返すために、われわれも力を尽くしたい。(二十三日投票の)沖縄市長選でもぜひ勝ちたい」と決意を語りました。


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