2006年4月12日(水)「しんぶん赤旗」

共謀罪反対 署名10万

市民や言論人ら 国会内集会


 犯罪を実行しなくても相談しただけで罪に問われる共謀罪の審議がいつ開始されてもおかしくないなか、同法新設に反対する「市民と表現者の院内集会」が十一日、衆院第二議員会館で開かれました。共謀罪に反対する衆参議長あての請願署名約十万が積み上げられました。

 これには、日本共産党の仁比聡平参院議員、民主党の松岡徹参院議員、社民党の福島瑞穂党首・参院議員、保坂展人衆院議員が参加、それぞれ国会情勢の報告や同法案を廃案にする決意をのべました。

 仁比議員は「これだけたくさんの署名を持ってお集まりいただき、心強く思っています。このような悪法を絶対通させないように、いっしょにがんばりましょう」と呼びかけました。

 続いて日本ペンクラブ言論表現委副委員長の篠田博之氏やジャーナリストの寺澤有氏をはじめ、アムネスティ・インターナショナル日本、グリーンピース・ジャパン、日本国民救援会、日本消費者連盟などNGO(非政府組織)・NPO(民間非営利団体)や市民団体の代表がそれぞれ、共謀罪反対の世論を広げようと発言しました。

 このなかで寺澤氏は、「共謀罪反対とインターネットで検索してくれれば見られる映画を製作したので、ぜひみてほしい」と語りました。


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