2006年4月7日(金)「しんぶん赤旗」
医療改悪はね返そう
JA全厚連などに申し入れ
紙議員
日本共産党の紙智子参院議員は六日、全国厚生農業協同組合連合会(JA全厚連)を訪問し、日本共産党の「社会的連帯で医療大改悪をはね返そう」とのアピールを説明し、協力を呼びかけました。これには、日本共産党国民運動委員会の有坂哲夫事務局長(農・漁民局長)も同席しました。
応対したJA全厚連の菊池裕光参事は「今月はじまった診療報酬の引き下げ(3・16%)や窓口負担増は影響を及ぼす」と話し、「病院は診療報酬の割合が大きい。窓口負担増によって受診抑制が起きれば、経営が困難になってしまう」と述べました。さらに、「JA全厚連の病院は農村を中心に医療を提供する公的な機関だが、採算がとれないと継続は困難」と説明しました。
医療改悪法案は今後六年間で、長期療養者の療養病床を三十八万床から二十三万床分も削減することを盛り込んでいます。JA全厚連の瀧幹男保健医療推進部長は今まで、JA全厚連の病院は長期療養者の受け皿となってきたことを説明し、「政府にはきちんとした受け皿を確保してほしい」と話しました。
紙参院議員と菊池参事は「党派を超えて国民の命、健康を守るという一致点で協力していく」ということを確認し合いました。
さらに紙参院議員は、文化厚生農協連、全農協労連へ申し入れました。