2006年3月26日(日)「しんぶん赤旗」

中古家電

適用除外、明文化を

♪大阪でサウンドデモ


 電気用品安全法で中古家電品や楽器の販売を規制するなと訴える「サウンドデモ」が二十五日、大阪市で行われました。インターネット掲示板での呼びかけを見た近畿各地の音楽愛好家やアマチュアDJ、現地での呼びかけにこたえた若者ら約二十人が、「中古電気製品を法の適用外として明文化せよ」と訴えました。

 参加者は、持ち寄った音響機器を軽トラックの荷台に積み、ダンスミュージックを流しながら、休日でにぎわう大阪市中央区のアメリカ村を出発し、御堂筋、四ツ橋筋をデモ行進。「電気用品安全法に異議アリ」と手書きしたプラカードや、マラカス、電子楽器テルミンを掲げてアピールする人もいました。「PSE法やて」「坂本龍一が反対してたあれか」など沿道の人々の関心も高く、注目を集めました。

 ネットで呼びかけた「PSE問題を考える会」発起人の一人でアマチュアバンドマンの中山義也さん(42)は、「生活がかかったリサイクル業者の声と、文化的なことを考えた若者たちの声が合わさって、大きな力になった。どちらが欠けても、昨日の経済産業省の動きにはならなかったと思います」と発言。「しかし、この間の経産省の対応は場当たり的で、法の解釈を次々に変えてきた。今回のことも経過措置として、また違うことを言い出すかもしれません。解釈でなく、明文化を求めていきたい」と、今後も監視と運動を続けていく決意を語りました。


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