2006年3月20日(月)「しんぶん赤旗」
中古品、適用除外して
PSE法で消費者ら集会
東京
PSEマークのない家電製品(二百五十九品目)が四月から販売できなくされる問題で、リサイクル業者や音楽家、消費者らが猶予期間の延期や中古品の適用除外などを求め十九日、東京都内で集会を開きました。
「PSE法(電気用品安全法)の改正を求めます。」実行委員会、PSE問題を考える会などが主催したもので、約四十人が参加しました。
集会では、リサイクル業者や音楽家・愛好者らが「中古楽器文化を壊すな」「日本中をゴミだらけにしていいのか」などと怒りを込めて発言。インターネットで知り集会に参加した青年(20)は、「東京にでてきた時、生活用品をそろえるのに、中古品にお世話になりました。『格差社会』といわれますが、社会の底辺で生きるひとたちをないがしろにするような法律はよくない」と訴えました。
集会後、参加者は東京・台東区の御徒町公園を出発し、上野公園まで思いおもいのプラカードを掲げ、デモ行進。ジャズバンドの演奏に合わせ、「『もったいない』精神をおかす 犯罪PSE法反対!」とアピールしました。