2006年3月18日(土)「しんぶん赤旗」
小泉「構造改革」告発へ
全国革新懇が来月懇談会
代表世話人会
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平和・民主・革新の日本をめざす全国の会(全国革新懇)は十七日、都内で代表世話人会を開きました。憲法改悪反対運動の推進や職場革新懇の取り組み強化などを確認し、四月十八日に、小泉「構造改革」を告発する懇談会を都内で開くことを申し合わせました。
日本共産党の志位和夫委員長が新たに代表世話人となり、出席しました。
情勢討議では、改憲反対運動と革新懇の役割、小泉「構造改革」の害悪、教育基本法改悪問題などが議論となりました。出席者は「小泉『構造改革』は国民の暮らしもいのちさえも守らないところまできている」として、革新懇が小泉「構造改革」の矛盾をさらに追及していく必要性を強調しました。
山口・岩国市での米艦載機移転に関する住民投票で女性が果たした大きな役割も報告され、「国民のなかでの平和への強い思いを痛感した」との発言もありました。憲法改悪反対とともに暮らしを守る署名も広がっている経験も紹介されました。
志位氏は、「いま激動的な政治の変わり目にある」と指摘し、憲法改悪、米軍基地、医療改悪などに反対する国民的なたたかいが重層的に広がっていることを紹介。革新懇として当面の問題で先駆的な役割を果たしながら、運動の原点に立ち、「たとえば安保条約の問題など、これらの害悪の根源にある問題を深いところから攻勢的に突くことが大事だ。革新懇運動の原点が新鮮に国民に受け止められる状況にあるのではないか」と発言しました。
新代表世話人 志位委員長あいさつ
全国革新懇の代表世話人となった日本共産党の志位和夫委員長は、十七日の代表世話人会で次のようにあいさつしました。
わが党は大会で、日本の政党状況、統一戦線の問題などを分析し、方針を明らかにしました。そのなかで、革新懇運動が果たしている役割は大きいものがあることを改めて確認しました。発足以来二十五年、この十年間では、地域、職場、青年の組織が倍増し、七百五十八に広がっています。草の根で革新懇をうまずたゆまず広げていくことが、統一戦線運動の大道です。
わが党は、新しい綱領に明記しているように、統一戦線を基礎に民主連合政府をめざしています。その重要な役割を担っているのが革新懇運動です。代表世話人の一人としてがんばります。