2006年3月14日(火)「しんぶん赤旗」
税の集め方 国民本位に
中央各界代表者集会ひらく
「3・13重税反対全国統一行動」の十三日、国会内で中央各界代表者集会が開かれました。同行動中央実行委員会の主催です。二十一団体から七十一人が参加しました。
実行委を代表し、全国商工団体連合会の国分稔会長が主催者あいさつしました。中小業者が「納税できない」と悲鳴をあげ、定率減税の半減による増税が実施されたもとで、「憲法が保障する応能負担、生活費非課税の原則を踏まえて、税金の集め方、使い道を国民本位に是正させることが求められています」と共同を広げ、重税反対の声を大きくしようとよびかけました。
各界の代表が発言しました。年金者組合の代表は、街中を歩いて安売りの品を買う、暗くなってもテレビで明かりをとる、トイレの水を流す回数を減らす、といった声を紹介し、各地で税務署への個人請願行動を進めているとのべました。
東商連婦人部の代表は、消費税の免税点引き下げで税金が二倍になった業者、経費がかさんで所得税はかからなかったのに、消費税は収入百六十六万円の約半分にあたる八十二万円を納めなければならなくなった業者の実態をあげ、商店街をまわると商店会長が「食料品には税金をかけないでほしい」と賛同の声を寄せたと語りました。
「小泉『構造改革』と庶民大増税」と題して、不公平な税制をただす会事務局長で税理士の富山泰一氏が講演しました。
日本共産党からは、佐々木憲昭衆院議員が国会情勢を報告しました。
集会に先立ち、国税庁に対し税務行政の改善を求める要請をしました。