2006年3月14日(火)「しんぶん赤旗」
非常に励まされるニュース
米国の米軍基地問題研究家 ガーソンさん
【ニューヨーク=山崎伸治】岩国市の住民投票で、圧倒的多数が米空母艦載機の移転に反対を表明したことについて、米軍基地問題研究家で米フレンズ奉仕委員会役員のジョゼフ・ガーソンさんは十二日、本紙に次のように語りました。
非常に励まされるニュースです。ナショナリズムに傾倒し、米国との軍事同盟関係を深めている小泉政権は、将来の不安に軍拡で対応するのではなく、中国その他近隣諸国との関係を改善することが最善であることを理解すべきです。
(日本政府が結果いかんにかかわらず移転を実施すると言っているのは)日米両政府が民主主義を欠いているということを示しています。日本の人たちは民主主義を堅持して、今後も抵抗し、勝利することでしょう。日本の人たちは、中国や朝鮮半島との平和的な関係を築くことができるというときに、軍国主義を支持するほど愚かではありません。
民主主義は尊重されねばならないと主張すべきです。ブッシュ政権は(米国の)外交政策が民主主義にもとづいていると自慢していますが、ブッシュ氏も小泉首相も民主主義を尊重して、(移転計画を)変更すべきです。