2006年3月11日(土)「しんぶん赤旗」
教育基本法
改悪反対の共同を
日高教が大運動も提起
日本高等学校教職員組合(全教加盟)の第二十二回大会が十日、東京都内で始まりました。二日間の日程です。
岡田愛之助委員長は、「憲法・教育基本法改悪反対の一点ですべての教職員組合が共同でたたかうことを呼びかける」と強調。小泉「改革」路線に抗して高校生の就学権・就職保障を求める「二つの大運動」を訴えました。
活動方針では、卒業生に憲法を守ることを訴える手紙を出すこと、「生徒参加、父母・教職員共同の学校づくり」を地域とともにすすめていくことなどを掲げています。
討論では、「憲法問題で全職員の八割が募金に応じ、憲法ミニのぼり旗も立つなど訴えれば広がる」(北海道)「教育基本法改悪に反対する署名に一日で全職員が署名した」(愛知)「一年間で職場九条の会は四十二職場にできた」(大阪)などの発言が続きました。
日本共産党の井上哲士参院議員が来賓あいさつしました。
梨高教が加盟
大会では、中立組織だった山梨県高等学校・障害児学校教職員組合(約千四百人)の加盟を承認しました。県高教組の加盟は二〇〇四年の香川高教組の加盟に次ぐもの。
あいさつした梨高教の戸田康委員長は、七割の賛成で全教加盟が批准されたことにふれ、「憲法・教育基本法の改悪が狙われるなか、全国の仲間と一緒にたたかっていこうとの組合員への呼びかけが賛意として示された」とのべました。