2006年3月7日(火)「しんぶん赤旗」

京都府知事選

衣笠さんに期待　文化人ら２００人

　井上ひさし、鶴見俊輔、茂山千之丞ら著名七氏が「あったかい政治の実現へ」と京都府知事選（二十三日告示、四月九日投票）に立候補する衣笠洋子さんへの期待を呼びかけた「七氏アピール」に、学者・文化人ら二百氏が賛同していることを六日、民主府政の会が発表しました。賛同は十五日まで受け付けています。

　賛同者には、放送タレントの大橋巨泉、映画評論家の水野晴郎、作家で「九条の会」呼びかけ人の澤地久枝、映画監督の山田洋次、報道カメラマンの石川文洋、宗教者の無着成恭、俳優の鈴木瑞穂、記録映画作家の羽田澄子の各氏らが名を連ねています。メッセージの多くは、“憲法九条守れ”の願い、小泉「構造改革」路線への審判を訴えています。

京都・衣笠さんに期待

豊かな町を／憲法掲げて

　京都府知事選に立候補する衣笠洋子さんに期待する「七氏アピール」への賛同で、よせられたメッセージのいくつかを紹介します。（敬称略）

　「百害あって一利ない右傾化の流れを是非とも止めて下さい」（大橋巨泉）

　「京都。素晴らしい町で本当の民主主義を実現して下さい！　京都。私の大好きな町。本当の〈人間〉の豊かな町を育てて下さい」（水野晴郎）

　「腐り切った政治。怪しげな行革。アメリカの戦争暴力への参加。このままでは日本は世界の笑いものになります。平和憲法を高くかかげて本当の民主主義を！　京都頑張って下さい」（鈴木瑞穂）

　「日本がどうなっていくのか、という不安にかられるこの頃です。憲法を守り本当の民主主義国家をつくりたいと思います。勝利されることを祈っています」（羽田澄子）

　「京都へ『９条の会』（龍谷大学）に話に行ったあと、『オンリー・ワン９条の会』を作りましたと、たよりを下さった方があります。つぎに夫が加わりオンリー・トゥーになった由、こうやってあきらめずにつながってゆきましょう。『一人から』はじまって、厚くて多様な層を作ってゆきましょう」（澤地久枝）